初めての1人暮らし

営業事務の仕事についた頃から、「1人暮らしをしたい」という気持ちは大きくなっていきました。人生で1度も1人暮らしをした事がないって事はなんか寂しいし、親から自立もしなければいけないなと思いました。そして半年後、部屋を借りて1人暮らしを始めました。

自分の好きなデザインの家具を購入し夢が叶ったって感じでした。家で鍋パーティをしたり、友達と飲みにいったり、時間を気にせずお風呂に入ったりできるのが快適でした。

それから1年を過ぎた頃、念願の犬を飼いはじめました。写メを家族に見せたらびっくりしていました。父親は「そのうち飼うんじゃないかな」って思っていたらしいのです。

小さい頃から犬が欲しかったのですが、アパートだったので飼えず、その後一軒家に引っ越してからも、母から「あんたちゃんと面倒みるのかい?そのうち私が見ることになりそうだからダメ」と言われていたのです。

恐らくあの頃犬を飼っていたら母の言う通りになっていたと思います。遊んでばかりいたので(笑)。家に帰って犬がいる生活は本当に楽しくで、仕事に行きたくないとよく思ったものです。この頃が1人暮らしで1番充実した日々だったと思います。

退社後は家で療養していましたが膝の腫れの症状は収まらず歩くのがやっとでした。私の膝はボールをつけているかのようにパンパンに腫れ、80度程度しか曲がらず、脚を伸ばそうと思っても真っすぐに伸びない状態でした。

仰向けに寝るときは、膝の裏にクッションを入れ寝ていました。座っている体制から立つ度に、膝に体重がかかるため激痛が走り、その場でしばらく立ちすくみ痛みに慣れてから歩いていました。

痛みが強いため話しながら歩く事ができず、ただ無言でゆっくり歩いていました。歩く速さは以前の3倍くらいかかり、10メートルの距離を歩くのが限界でした。

リウマトレックスという薬を2カプセルから3カプセルに増やし、それに体が耐えられたら当時新薬だった点滴薬「レエミケード」を使用する予定でした。でも、3カプセルに増やした数日後にひどい吐き気と胃痛に悩まされ食欲を失い、再度2カプセルに戻すことになりました。

「今は休む時期なんだ」と思い、ゆっくりとほとんど寝て過ごしていましたが、膝はよくなりませんでした。

両親に家に帰っておいでと言われ、愛犬と共に実家へ帰ることにしました。私の部屋は2階にあったのですが、膝の炎症で階段を使うのが困難になっていたため部屋を1階に移しました。